靖国神社参拝
本年11月9日、毎年恒例?の靖国神社公式参拝を実施。公式といっても勝手にそう言っているだけだが。
昨年は時間の関係並びにプーチン大統領来日に絡む右翼団体の抗議デモとの関係(別にデモに出たわけでも何でもないがw)から、本当に参拝のみで遊就館の見学ができなかったので、今年こそはと見学に行った。
遊就館・・それは明治5年に軍事博物館として開館したもので、現在では日本近代国家成立に関し、近代史の真実を明らかにするとともに英霊を慰霊顕彰するための存在をなっている。
正面玄関ホールを入るとまず目に飛び込んでくるのが零式艦上戦闘機52型。これはレプリカではなく、ラバウルで見つかった主翼・胴体とヤップ島で見つかった5機の零戦で復元した本物とのこと。つまりエンジンは栄21型の本物ということか。
普通の状態なら「お~」とか言って喜んでいるんだろうが、ここは靖国、当時の搭乗員のことを思いつつ、感慨深く見せてもらった。
思ってたより小さいと感じた。
右 右後部からの状況。識別標「81-161」は第381海軍航空隊所属。4240号機とのこと。
左 九九式一号20mm機銃。これは零戦21型搭載機銃。
その後、古代から順に近代までの戦争について展示され、大東亜戦争関係では山本五十六連合艦隊司令長官の南雲中将宛の手紙や大西瀧治郎中将の軍刀等が展示されていましたが、何と言っても英霊の写真の多さに驚き、またその展示の中に遺言状や親族に宛てた手紙等が展示され、それを読むにつれ万感胸にきて目から熱いものがあふれそうになり、これを堪えるのに必死でとてもすべての遺言等を読むことができませんでした。
これら英霊の中には戦闘に出た軍人のほかに、軍属として活動されていた従軍看護婦の方々等もおられ、さらに胸に詰まるものがあったことは間違いありません。悲しいとしかいいようがない気持ちでいっぱいでした。
さて、さらに奥へ行くと大展示室があり、ここに一段と目を引く艦上爆撃機「彗星」一一型が鎮座している。
この機体はヤップ島の旧日本軍基地滑走路横で発見され復元された機体であり、これも本物とのこと。先の零戦よりひとまわり大きく感じた。
機首左には愛知製熱田二一型発動機も個体で展示されている。
ちょうとこの彗星の上には特別攻撃機「桜花」一一型が展示されていた。
桜花について今更語る必要もないと思うが、これは1.2tもの爆薬が搭載されているロケット有人兵器で、一式陸攻に懸吊されて目的地近くまで行き、切り離し後ロケットに点火して876km/hもの高速で目標に体当たりするという必死の兵器である。
この桜花で敵艦に突入できたのはただ1機のみと言われ、また桜花による戦死者は722名にもなるとのこと。悲しい現実です。
サイパンで玉砕した戦車第九聯隊の車両で昭和50年に奉納されたものとのこと。九七式57mm戦車砲って、こんなにも・・・・。
砲塔上部の丸いのは無線アンテナ。
とまぁ、とりあえずFAがらみの展示物を携帯で撮影してUPしてみました。
まとめ~:決して戦争を推奨するわけではありません。しかし、現在の我が国があるのもこの戦争で祖国のために戦い殉じられた英霊の方々のおかげであることも間違いない事実なのです。このような兵器云々より、英霊の御写真と遺言の数々を見るだけでも相当の価値があるのではないでしょうか。
追伸:私が英霊写真を見ていると、どこかの中年女性2名がそばに来た。
そこでこの中年女性らは英霊の写真を見て「この人、イケメンだわ~。かっこいい。」
・・・・どういう神経しているのだ?腹が立って仕方ありませんでした。
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